老いる

 浦島太郎という物語がある。それにおいて、彼は時代の流れから取り残され、最後には玉手箱の呪いで老人となった。貴様らは老いていく彼を哀れむだろうが、少し待って欲しい。彼は自分の生きてきた時代に置いていかれたとき、それを悲しんだのではないか。『老いる』事は彼にとっての救いだったのではないか。不老不死を目論む貴様ら人間に、私は問う。『生きる』事はそんなにも大事な事なのか。             2897年 1月3日 地球
除草機1号
除草機1号
基本超短編を書きます。ストーリーは何となく決めます。新参者ですがどうかよろしくお願いします。