羽の無い天使
我が主人が帰宅するまでの長い時間を大量のレンタルビデオの山で過ごす。それはアクション映画であったり、韓国ドラマ、話題のテレビアニメだったりする。暗い部屋で小さなテレビを抱えるようにしてホラー映画のCDをセットする。録画している物もある。そしてまたTSUTAYAが潰れたらしい。少し前にご主人様が安かったと言って買ってきた。長年TSUTAYAに置いてあっただけあって色褪せていて、経年劣化が激しい。閉店セールの値段はご主人様曰く、閉店日に近くなるほど安いらしい。なのでここにあるビデオも閉店日前日まで残ったクソみたいな内容のビデオしか無いが個人的にどれも好みだ。流石ご主人様、私の趣味を良く分かっている。狭い部屋が臭くて古い、売れ残ったレンタルビデオでいっぱいだが私は幸せを感じていた。下界に降りてきて良かった。良いご主人様に出会えて良かった。
天使はブルーライトに照らされて幸せそうだった。
夏、それは恋の季節。
「付き合って下さい!」
僕は精一杯の勇気を振り絞って言った。
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文字数: 6117
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2026/3/16 5:08
最終編集日時: 2026/3/16 10:02
鶴さん
特に西尾維新、森博嗣、舞城王太郎が好き。書きだめが沢山あります
(`・∀・)ノイェ-イ!