偽物の私

偽物の私
私は自分を偽って生きている。 みんなの前では、何に関しても動じず、真面目でクールな優等生。だけど、本当は、臆病で泣き虫な弱い1人の人間。 「真依(まい)ちゃん、私これから部活だから、このプリントの仕分け、お願いしてもいい?」 肩にカバンをかけて教室を出ようとした時、クラスメイトに声をかけられた。私はこの後お母さんと出かける用事があったのだが、仕方なくプリントを受け取る。 「全然いいよ、やっとくね。部活頑張って。」 私がそう言って微笑むと、そのクラスメイトは 「ありがとう、めっちゃ助かる!」 と言って足早に教室を出て行った。 私ははぁ、とひとつ溜息をつくと、教室の外へ向いていた爪先を教室の中心へ向け、自分の席へと向かった。そして椅子を引いて座る。外で運動部の声がした。私は時計を見て、早く終わらせて帰らないと、と気を引き締めた。 さっきのお願い、用事があるなら断ればよかったじゃないかときっとみんな言うだろう。でも私にはそれが出来なかった。なぜなら怖いからだ。あれを受けなかったら、私が頼み事を受けてくれなかったと噂が立つかもしれない。もしかしたら、頼れると思っていたのに、と幻滅されてしまうかもしれない。私はみんなの中にある“私のイメージ”を壊さないことが、自分の中での使命だと感じていた。
い⃟ち⃟ご⃟ラ⃟テ⃟
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どうも、!高校生やってます 少しでも面白いと思ってもらえるように、頑張って小説を創作してます、! 是非読んでくれると、嬉しいです! ※フォロバ期待できないと思います  フォローする際は私がお願いする場合あり 《完結》 「僕が描く一生の物語」 「正義の変貌の先、辿り着いた真実の絆」 「画面越しの君」 「期限付きの恋を君と」 2023 3/18 start