魔法をかけて

魔法をかけて
私に魔法をかけてください。 女の子として好きになってもらえたい そんな私の願いが叶う魔法をかけてください。 誰もいなくなった教室で私はうずくまっていた。手の中にあるラブレターは、くしゃくしゃになって涙で濡れている。 私の人生初の告白は告白を終える前に終わった。好きだったクラスメイトは彼女ができたらしい。 涙を拭いながら私は思う。 私に魔法をかけてください。 彼に好きになってもらえるようにしてください。
実々
実々
はじめまして!実々(みみ)です。 ファンタジーも恋愛もどんなジャンルも大好きな中学生です。 小説書くの初心者なので暖かく見守ってください。