7話

7話
棺桶の中にすみれが目を閉じ仰向けになっている 周りには色とりどりのお花が並べられていた。遺影に写るすみれは歯を見せ笑っていてとっても幸せそうだ 「真璃子、結璃来てくれてありがとう」 「お礼なんていいから、すみれちゃんまた8歳なのに…」 「望音、大丈夫?」 「うん…なんとかね」 少し強がってみたが望音の目は赤くなっていて先まで泣いてたことは一目で分かった 葬儀屋の司会の言葉を最前列で聞いていた望音は再び涙を流しハンカチで口を押さえ夫が落ち着かせるように肩をぽんぽんと叩いた 最前列の右端の人から4人ずつ席を立ちすみれに別れの挨拶をしていく 「この後火葬をするので最期に言い残したことがある方はすみれちゃんに伝えてください、それと何か困ったことがあれば僕か他のスタッフに申してください」
秋沼 文香
秋沼 文香
本はミステリーものが好き よろしくお願いします。