僕の人生 3話
小学校2年生の時に引越して来た同い年のみつとはこの先長〜い付き合いになって行く。今でも家族ぐるみの付き合いなのでほぼ50年くらい一緒にいる。みつには2個下の弟敦史(あつし)がいてる。母子寮での友達はこの兄弟から始まった。釣りに行ったりカブトムシを捕まえに行ったり川に泳ぎに行ったり時には年上のお兄ちゃんとかに喧嘩させられたりいろーんな事があった。母子寮以外でも友達はできた。よしお、大西、稲本、他にもたくさんできたが主に仲良くしてたのはこいつらだ。やんちゃな遊びや今では色んな事が制限されてできない子供ならではの遊びもいっぱい楽しんだ。中学3年生の時に奇跡的によしお、大西、稲本、僕と同じクラスになった。みつは1度も同じクラスになった事はない。同じ福祉施設で同じクラスは大人の事情でできなかったのかなぁって自分が大人になってから気づいた。中学3年生になると稲本が板橋と言う身長が185センチもあるちょっと悪そうな奴を連れてきた。僕はお前悪そうやし頭悪そうやなぁって喋りかけたのが心の友との出会いになる。板橋は僕らが経験した事のない世界を見せてくれた。1個上にお兄ちゃんがいる事もありコイツの家には誰かが常に居てた。タバコに無免許運転、ちょっとした窃盗、学校を無断で休んで家にも帰らずずっーと遊んでいた。この先何年間はみつとは距離を取っていた。コイツらとの遊びが人生の中でいい思い出にもなるくらい楽しかった。勘違いしないでほしいのだが板橋は悪い友達と思うだろうがめっちゃ友達思いで離れ小島に取り残された犬を助けたり下着泥棒を捕まえたり年下の子の喧嘩に助っ人に行ったり困ってる奴を放っておけない優しい奴なんだ。高校受験の時僕を含め他の奴は受かったのだが板橋だけは失敗した。板橋のおばちゃんから違う学校に行くよう説得を頼まれたが2人っきりになっても何も言えなかった。ただ帰り際にお前と同じ学校に行きたかったと言われた時は少し涙がでた。僕は涙を押し殺して学校違っても「ずっと友達やで」って言うと定時制の学校に行くと言ってくれた。大西は野球で離れた学校に行き稲本は僕達の中でも頭も賢く育ちが違うので良い高校に行った。よしおと僕とみつは同じ高校だった。相変わらずみつとは距離を置き大西と稲本はたまに遊び、ほとんどはよしお、板橋そして板橋の家に来るこの先仲間になる世間ではあまり良いイメージがない連中と色んな事をした。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/3/2 4:37
ひでぶ
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