煙突がない家
しんしんと降り積もる雪は、太陽の光も月の光もないと案外輝かないものらしい。窓が曇っているだけかもしれないが。バチバチとなる暖炉に身を寄せながら私はただただ何かを眺めていた。生憎私には趣味がない。するべき事を済ませて、窓の外を眺める。たまに鳥が通るから見ていて飽きないのだ。少し前までこの光景を猫と一緒に外を眺めていた。猫というとのは気まぐれな性格をしているのだから、私が知らないだけで寝ていたのかもしれないが、彼が与えてくれていた温もりは確かに私の隣にあった。だが猫というものは死期を悟るといなくなる。彼は元々野良猫だったために本能がそうしたのだろう。気が付けば、私の手元には彼が気に入って座っていた私のブランケットしか残っていない。火が弱くなってきた。もう少し牧を焚べるために、重い腰をあげてぽいぽいと数本放り投げた。もう少しだろう。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2026/1/8 11:47
寝た倉庫
中身X@_pcx_xoq_
人気あったらシナリオ化するかも