古毒

僕は死を求めていました。 確実に逝けるであろう高いビル。 すぐにバレることはない暗さ。 遺書を置く場所や靴を脱ぐ場所。 それが用意されているような場所を数年間探していました。 そんな馬鹿な。という言葉を投げられることも少ないわけでは ありませんでした、それでもただ僕は心から死という道に逃 げたかった。
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ノンフィクション 現実をみるのは嫌かい?