スヴェトラーナ
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ぼんやりと空を眺めていると、どこまでが地球で、どこまでが宇宙なのか、まったくもってわからなくなる。そんな面倒なときに限って、スヴェトラーナは姿を表す。
2
身近なところで、なんとなしに人が殺されたりする。愛憎の応酬だとか、愉快犯だとか、各々体裁は違っている。まあべつに、僕が死ぬわけじゃないから、そこまで深刻には思えない。死んだ赤の他人と自分を重ねるのは疲れる。
皿の上では、焼いたソーセージとベーコンの群れが隊列を組んで踊っている。焦がしたポテトは、ばつが悪そうに、どっかり座り込んでいる。
スヴェトラーナは、焦がされたポテトを黙々と食べている。
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2026/3/12 18:45
ot
面白い物を読ませてくれる人が好きです。
noteにもいます。
11.4 ~