ショッピングモール
今日は久しぶりに同級生とのショッピングだ。ショッピングと言えば聞こえはいいが、実際はただの買い物だ。それでも、ずっと楽しみにしてきた。こんな機会めったにないから。
待ち合わせ場所の時計の下にスマホをいじっている同級生がいる。いや、同級生なんてものではない。もっと深い関係。そう。親友だ。僕のたった一人の親友。近くに歩みを進めると、彼は顔を上げた。そして、顔に笑顔を浮かべる。
「おはよ!」
僕が元気よく言うと彼も同じように返してくれた。これが、僕の親友。キナリ君だ。
「じゃあ、行く?」
そう言い、一緒に歩き出した。
お決まりの「待った?」「待ってない」のキャッチボールを交わしながら、ただただ歩いた。
大きなショッピングモールにつくと、僕は興奮が止まらなかった。それは、彼も同じようで、目をきらきらと輝かせている。
きっと、この年代は、カラオケとかゲームセンターによく行くのだろう。もちろん、ショッピングセンターにも行くのだろうが、そこまでメジャーではない気がする。もし行っている人がいるなら申し訳ないけど。
ただ買い物をするだけでも、親友と一緒なのだ。すべてが新鮮で、すべてが楽しい。
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カテゴリー: お題
投稿日時: 2025/5/3 10:25
傘と長靴
自分の書いた物語を誰かと共有したいと思い始めました。
拙い文章ですが、目に留めていただけると、幸いです。