アンリッテン・ストーリー

アンリッテン・ストーリー
第二話 午後の継ぎ目  昼休みが終わり、大学には午後の穏やかな空気が流れていた。 窓から差し込む陽光は朝よりも柔らかく、廊下の床に長い影を落としている。 エレナはトランペットケースを抱え、音楽棟へ向かって歩いていた。 「放課後、少し練習があるの」 そう言って小さく手を振る。 ウィリアムも軽く手を上げて見送った。 その背中が角を曲がって見えなくなった時、不意に後ろから肩を叩かれる。 「よぉ、ウィリアム」
ゆーくん
ゆーくん
なんか書きたいやつを連載していく感じの人です