愛し方を知らない少年と愛され方を知らない少女

愛し方を知らない少年と愛され方を知らない少女
 何時もと変わらない笑顔の君にやっと笑いかけてあげられるようになった。 微かな苦味のある香りも小さく木霊する音色にも慣れてきた。 けれどもまだ、車道寄りの歩道を歩いてしまう。隣に手を差し伸ばしてしまう。 僕の悪い癖だ。君はもういないのに。
風蓮華
風蓮華
アルファポリス、なろう、pixiv等でも書いてます。 うちの子大好きマンです、気をつけて下さい、喋らせるとうるさいです。