ブルースターをつづる 序章③
色々なことを話しながら、二人並んで歩く。
会話の中で、先ほどから気になっていた、彼女の珍しい髪色——瑠美の髪色はうすい水色だった——について聞いてみると、モデルの仕事の都合なのだという。
しかも、それを何でもないことのように言うから、椎菜のあこがれはさらに高まった。
そんな会話を重ねるうちに、椎菜の緊張も解けていった。
オレンジ色の光が道に長い影を落とし、近くの木々がそよそよと揺れる。春の風が頬を撫でる感覚が気持ちの良い日だった。
そして、二人の影の少し後ろに伸びる、もう一つの影に気付く。
0
閲覧数: 117
文字数: 1604
カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/6/29 2:25
最終編集日時: 2025/6/30 8:23
はむすた
森の奥でひまわりの種もぐもぐしてる、ハムスターです。
人間語も読み書きできるのでご安心を。
細かい自己紹介は、はむすたるーむと、100の質問とか見てもらえると嬉しいです。
アイコン・(し)ょうじょめ~か~ さま
(*・×・*)♡
since 2022.11