幸せじゃない
本を読んだ次の日、笑顔で仕事を頼んできた人がいた。
僕が引き受けることはあたりまえだとでも言うように、どんなことをすればいいか説明している。
事細かに説明して、「お願いできる?」と最後に聞かれる。
いつもの僕なら、笑顔で承諾していた。
けれど、僕は「断り方」を知り、その時は手が開かない状態だった。
一つ深呼吸をして、意を決して言った。
「すみません、今手が空いてなくて、できないです」
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/7/13 8:41
冬華
書きたくなったら書きます。思うように、手の動きに任せて。
そんな作品でよければ、ゆっくり読んでいってください。