際間

際間
ピンクや青のネオンが窓を照らし  ガヤガヤとした人の音に時折怒号が聞こえてくる  六畳程度の部屋には昼夜問わず明かりが差し、睡眠すらまともに取れない  カーテンを付けたらいいと友人は言うがカーテン一つのお金で何日食えると思ってるんだと聞こえないように僕は呟く    過去の入居者達の残した幾重にも重なるシミにまた僕が落とす白や黒といった絵具が新たな層を積み始めた  退去費は前の人たちの分も清掃費取られるのかな、なんて要らぬ心配をする  
化