おまもりたち

おまもりたち
うんとわたしのちいさいころ。 彼と一緒に、机の上へビー玉をばら撒いた。 小さな箱にぎゅうぎゅうにして詰めていたものを。 文字通りばら撒いたのだから、ビー玉は転がって、転がって、 止まるという言葉を知らないようだった。 ビー玉が床に溢れ落ちないように、 馬鹿みたいに机を回って回って、走って手で掬いに行って、 息が切れて、私が机にぶつかり、
歩道橋
歩道橋
しがない歩道橋です。通られる際に、眼下の作品を見ていってくだされば、と。