「少年の日の思い出」続きを考えてみた

 僕はその後、二度と収集をしようとは思わなかった。周りの人は必死に辞めさせようとしていたと言うのに、今度は僕のことを心配した。  あれから一週間、僕はほとんどの時間を庭で過ごした。魂の抜けた死体のように、何も考えることなく、ご飯が出れば食べ、眠たくなったら床に入った。珍しいちょうが羽ばたいていても、それを見つめるだけで、捕まえることはなかった。  しかしある日、僕の目の前には、信じられないものが現れた。そして目が合ってしまった。魔法の様に人を魅了する、あの四つの瞳が僕を見つめた。  僕は悔しくも、魔法にかかったように右手を伸ばした。微かに震え、息も止まりそうになった。僕は何も考えられなくなってしまった。  あのちょうは皮肉にも、僕の右手に止まった。僕はもう、宝物を手に入れた喜びと興奮に支配されていた。あの模範少年にどう思われるか、母はどう思うのか、そんなことはさっぱり考えられなかった。  僕はヤママユガをつかみ、家の中に駆け込んだ。そしてあの、幼稚な設備を使って、あろうことが標本にしてしまった。
山川 滝海
山川 滝海
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