17のはじまり

17のはじまり
珍しくスマホがぶるぶると不規則に震え、それで僕は現実世界に引き戻された。 冷たい寒い部屋の中で、手にしていた本を置いてスマホをみる。 あそっか、誕生日だった。 さっきまで覚えていたのに、本の世界に引き摺り込まれたせいで忘れていた。 僕は1人1人にLINEを返していった。スマホの中はたくさんのおめでとうで溢れていた。 数日前、誕生日がそろそろだと言うことを知ったのにあまり嬉しくならなかった。 17にもなると、大人にならずにこのままでいたいと思うばかりだし、誕生日だからなんだ、結局同じようにだるい授業があるだけじゃないか、と思ってしまうからだ。
骸ノ詩
骸ノ詩
皆さんこんばんは、骸ノ詩です。 暗い系が多いですが、寄り添えるようなお話を目指しています。 どうか皆さんの心に小さな灯りを灯せますように。 ちなみにコメントに喜びます(笑)