飛行機雲
「にいちゃあん」
公園のベンチに座ってゲームをしていると、弟がこっちに向かって走ってくる。彼は俺より五つ下、走るのもまだヨタヨタとしている。
「どうした。何かあったか」
「あれ、見てよ」
弟が空を指さしたので見上げると、青空を横切るように一本の白い雲が見えた。
2
閲覧数: 37
文字数: 488
カテゴリー: その他
投稿日時: 2021/10/16 13:04
アズマ
心に響く掌編をお届けします。
エブリスタ
https://estar.jp/users/260659295
Twitter
@6ECt5zpW27VvxRP