発覚!本当の顔 其ノ壱
才蔵は、表に見せないように頭を捻っていた。最近、火垂がやたらくノ一達と仲良く話しているのを見かける。火垂の性格上、そう簡単に心を開くことは無いため、ここ数日で一気に仲良くなったのが、不思議で仕方なかった。だが、何となく理由を聞くことが出来なかった。急に「最近くノ一にも馴染んできたね。何かあったの?」なんて気色の悪いこと、聞けるはずがないと考えていた。が、情報を扱う忍びの血が騒ぐ。なぜ、急に火垂がくノ一と打ち解けたのだろうか。
そこで才蔵は、まずかえでと仲の良い佐助に、かえでと火垂について話を聞きに向かう。
「うーん…。かえでって基本的に誰に対してもあの感じだから、分かんねぇなぁ。でも確かに、最近火垂馴染んできたよな。なんでだろ…。」
次に才蔵は、宝香と仲の良い大助に、宝香と火垂について話を聞きに向かう。後ろに佐助を連れて。
「あの二人は姉妹でしたから、昔から仲が良かったですけどねぇ…。」
「最近、くノ一と急速に打ち解けたようなのですが、宝香がなにやらしてくれたのでしょうか。」
「う〜ん、そんな話は宝香ちゃんからは聞いていないですけど…。気になりますね…。」
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/6/28 14:14
澄永 匂(すみながにおい)
連載中の作品は、金、土曜日辺りに更新予定です。
大学生&素人なので文章がぎこちないですが温かく見守ってください。
中学生の頃に作っていた話(元漫画予定だったもの)を書けたらいいなと思い、始めました。