愛と殺意

分かっていた。あの人は、駄目なんだって。 でも、求めた。私は、求め続けた。 だけど、もう、限界だった。 気が付けば、あの人は、死んでいた。 私の手には、包丁。あの人が愛用している物を、私は、この手に握っていた。 愛する息子からのプレゼント。そう、それで、 刺してやった。 快感でしかなかった。
ひぐらし
ひぐらし
似非物書き