ぐちゃぐちゃの感情

 誰かに振り向いてもらいたかった。  誰かに認めてもらいたかった。  誰かに愛されたかった。  子どものようなワガママがとめどなく押し寄せる。  自分にそんな価値などないのに。  自分にそんな魅力などないのに。  分かっているからこそ、無いものをねだって、届かないものに手を伸ばす。
渡月カユラ
渡月カユラ
薄暗い感情を書きます