残された罪

許してほしい 真っ白な紙の真ん中に、乱雑に書かれた一言。 彼女は何を許してほしかったのか、誰に許されたかったのか、僕にはきっと、この先理解できる日などこないだろう。 僕はお墓の前で呟く。 「君は強くて優しい女性だった。でも、ちっとも強くなんてなかったんだね。」 僕の声は静かに墓石に吸い込まれていき、返ってくるのは冷たい沈黙だけだった。
黒猫
黒猫
人に合わせない、周りの目を気にしない、自分が書きたいものを書く。 気ままに投稿します。仲良くしてくださいm(_ _)m 表紙の画像はAIで作成したオリジナルです。