才能
彼女は自分に才能がないと確言した日、不思議なほど落ち着いていた。
期待もしなくていいし、証明する必要もなくなった。
それなのに、手だけは言うことを聞かなかった。
何もしていない日はとりわけ体がむずむずして、気づけばペンを握ってしまう。
才能という言葉から解放されつつあるはずの体に、
今度は別の衝動が入り込んでいた。
刻一刻と文字を刻まなければ、
自分がここにいる感覚が薄れていく。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2026/2/10 13:36
ココロナシ
19歳です。純文学志望。
よろしくお願いします。
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