ディストラクション

涼しさが感じられる夏の夕暮れ、田舎の古い校舎裏に男女二人がいた。 「俺、矢谷カエさんが好きなんです!こんな俺でもよかったら、付き合ってください!」 勇気を必死に振り絞って、言葉をかける少年。 そんな少年を見て、矢谷カエは、少し迷っているようだった。 「私、ちょっと面倒くさい性格だし、束縛とかもしちゃうかもだけど……。それでも良いの?」 不安そうな顔をして、少年に問う。 カエの反応に、少年はパァと笑顔になる。 「はい!これからよろしくお願いします、カエさん!」 「よろしくね。えぇっと……」 「守井シンと言います!」
御縁明々
御縁明々
時間がある時に書いています。いろいろな物語が書けるように練習中です。 気に入ってもらえたら嬉しいです! 誤字脱字、読みにくい部分などあると思いますが、執筆力を培うために日々励みたいと思います。 不定期に投稿しているので、2,3週間不投稿になってしまうかもしれませんが、温かい目で見てください。 たまに投稿するぐらいの人間ですが、よろしくお願いします!