鉄蜘蛛の城 第四十四話 “Sound of death”
「これはこれは総統閣下…。」
「まぁそこの椅子に座って話そうじゃないか。」
核露(かくろ)はアウグスに従い、足を開いて椅子に腰掛けた。
「今度は何の用だ…?ルークを三人失って怖気付いたのか…?」
「この前言ったじゃないか。夢の中でまた語ろうって。」
「これはお前の能力か…?」
「そんなところかな。話すと少し長くなる。それより、」
アウグスは自身の両手を組む。
「本題に入ろう。私はこの前、“君たちに悲惨な出来事を迎えるかもしれない”と言った。」
「…そんなことを言っていたな…。」
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2024/3/17 10:17
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
大福五木
神話、空想上の生き物、フクロウに興味を持つ高校生です。Twitterでは「オーク」という名前です。