#6 仲間との旅路

#6 仲間との旅路
〜あらすじ〜  玲は転生した瑠衣に再会を果たす。瑠衣はユイトと言う名でこの世界を生きていた。だが、この世界に来て十八年もの年月が経っていた。まさかの事実を知り、玲は思わず硬直状態に。  ええと、私玲は、異世界に来て約二日、最初にこの世界に来て率直に思っていた願いが叶いました。ですが、私とこの世界との時差がありすぎて驚いております。 「俺からしたら、この世界に生まれて十八年ってだけで、えと……」 この人は瑠衣、いや、ユイトと言う男。前世からの、唯一の知り合い。前は二つ年上だったんだが、今は同い年っぽい。あ、相槌打たないと! 「つまり、私が元々いた世界ではあの件から二週間くらいしか経っていないけど、こっちではすっごい時間経っている、っていう事でしょ?」 今までの、“いつも”の様に話す私達。それから二分ほどして、ユイトが思い出す様に言った。 「お前、旅しているのなら、俺と出来掛けのメンバーも連れてってくれねぇ?」  え、戦えるんだよね?バンドのメンバーみたいな言い方だけど。
雷星
雷星
将来はどうなっているかわからないけど、小説家かラノベ作家、どっちかにはなりたいなぁ。周りより変な価値観もってる気がする、変人です。厨二病ではない……はずだ。