すいとーよ

すいとーよ
首が隣に並べば上々。 そんな相手が欲しかった。 死に際に恨み言を吐かなくてすむ誰かを探している。 「相対死なんてして、何がいいんだか」男がぽつりと呟くと、隣で聞いていた若い女は、 「そりゃ、あんた。誰にも盗られずに好い人と共にいれるからさ。死と引き換えに手に入るけどね」 「お前さん、やろうとしたことがある口か」 「江戸の女なら、一度や二度は考えることさ」
Us
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Us「うず」です。よろしく。 「よよ」だったものです。 高一