アリスとモノトーンな世界
アリスとモノトーンな世界
アリスは唐突にお母さんに洋服屋へ連れられシックな腕時計と帽子付きの黒い服を買ってもらいました。
……その服を着て部屋を出て階段を下り、台所とリビングと順に行って見るも誰もいませんでした。
窓から雨が降っている事がわかりました。そこで世界が白黒になっている事に気づきました。
アリスはその色の無い世界にとてもつまらなさを感じ、色が着いた物を探しましたが何もありませんでした、そして何やら世界には元々色が無い様な気持ちになりました。でも少し考えて自分の髪の色を思い出し、髪を見ようと洗面所に向かいました。そして目の前の鏡に写り込んだ自分の黄色い髪を見て安心し、その鏡の方の世界には色がある事に気づきました。
そして鏡の中の自分が鏡に手を当てました。その顔はとても寂し顔をしていたので、その時計をした手に合わせて鏡に手を着き少し押し当てると、とても懐かしものを感じ、プツンと手が鏡の中に入り、パッと空想世界が砕け去りました。
アリスは洋服棚を開き吊してある黒い服を眺めます。
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文字数: 745
カテゴリー: SF
投稿日時: 2025/10/18 14:26
最終編集日時: 2025/11/7 9:30
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
仙 岳美
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