孤独な化物

私は幼少期からずっと独りぼっちだった。 一人っ子で、友達が居なくていじめられて、両親からも愛情を注がれず一人で居ることが日常だった。 毎日寂しさに押しつぶされ窒息しそうだった。胸が苦しくて、いっそ自分なんて居なければ良いのになって思っていた。 でも自分を殺める事は出来ず怒りだけが溢れる日々だった。 自分が出来る事と言えば写真をバラバラに刻む事。 憎しみを込めて、ハサミを握りしめて、涙を流しながら怒りの形相でバラバラに刻んだ。 この世の中から消えて欲しいと願いながら。 苦しめと願いながら。
きらきら
きらきら