白い悪意

白い悪意
「知らなかったの」 ふっくらした頬にぼたぼた涙を零す妹。 彼女の小さな足の横に転がった白い塊。 引き裂かれたレースのカーテンが垂さがる部屋には異様な空気が満ちていた。 「だって、こんな、簡単に…」
べっこう飴
べっこう飴
甘いものと二度寝と金曜日の夜が大好きです🫧通勤中に読めるような短編ものを書こうかなって取ってます!!