海を眺める丘の上にて 〜思い出のアトリエ(2)〜
ごう、と少し地面が揺れた。
ほんの少し町がざわめく。
でも、いつかのときみたいな不穏なざわめきじゃない。むしろ、みんな浮き足立つように、興奮を抑えきれないようにして口々に楽しみを語っている。
「そっか、今日だったっけ。」
「そうだよ!まったく、お前最近ぼーっとしすぎな?」
小鳥遊くんとそんな会話を交わしながら、その大陸を見やる。
今日は、一年に一度の陸地に寄る日だ。ここから二週間ほど、ここに留まる。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/5/20 12:24
最終編集日時: 2025/5/22 8:04
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
くうきり
最近始めました。まだ何もわからないような状態です。よろしくお願いします。