14歳の夏休み

14歳の夏、外はセミの鳴き声がミーンミーンと忙しく鳴き、頭がおかしくなりそうだ。ブラインドから差し込む光は、鬱陶しいほど眩しくてクーラーは付いているはずなのに、教室はジメジメとしたまとわりつくような暑さが充満していた。じっとりと汗をかいた服が気持ちが悪い。 授業が終わり10分休憩になるとクラスのみんなはそれぞれ仲の良い友達の机まで駆け寄り、笑顔で会話をしている。うちのクラスは男女関係なくみんな仲がいいそうだ。 だけど僕は誰にも話しかける事無く静かに教室を出て水飲み場へと向かう。ふと、廊下に目を向けるとクラスメイト達が小声で話しながら列を作っていた。次は移動教室なのかとぼんやり思いながら僕も急いで列に加わる。教室に着いたがみんななかなか席に座らず立ちながら仲良しと話していたりするが僕はそれらを見えないフリをして指定された席へと向かい着席する。しばらくして教室がシーンとなり話していたクラスメイトたちは急いで各自の席へと向かう。先生が授業を始める。解説する声、黒板にチョークがうちつけられる音、ノートにシャープペンシルを走らせる音だけが、50分間を支配した。つまらないな。そう思い窓の方を見つめる。いつもそうだ。 4限目が終わり昼食の時間になった。 僕はいつもどうり4人班の話に入れずただ、黙々とサラダを食べていた。ふと、入学当初から誰も座っていない机が目に入り、見つめていると班の女子が僕に気づき 「あ、あの机水瀬さんのだよね。」 と会話を始めた。すると他の班員も 「水瀬さんってやっぱり不登校なのかな?私学校にいる所見た事ないかも。」 「顔もわかんないよ。」
わたし