影とまっしろ
こんなに好きだった世界は、僕を残して君を写した。
どう見たって一つのずれも無いはずの輪郭を見るけれど、それは確かな別物で。
生きているような振りをして、本当はまだ息しているだけだった。そんな事実が踵を掴んでいたせいで、結びつかないままの今日に虚をつかれた。
ただ君の影だけは本物で、そこに嘘偽りは無い。それを知るための僕だったとするならば、この空白も大切にすべきなのだろうか。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2024/10/12 12:31
4時22分
愛とも言うその暴力で 君と二人で喧嘩したい
- 「MAD HEAD LOVE」 米津玄師 -