踏切レース

踏切レース
 警報器の音と共に遮断機が下りました。  警報器の下にある指示器は左右両方が点灯しています。  北側に人が増えてきました。遅れて南側にも着々と集まっています。  流石通勤時間です。人の流れが早い。  おっと、早くも右側から電車がやってきた。これは快速か?踏切を無事に通過。しかし、右側の指示器がまた点灯した。  そして、左側から電車がやってくる。こちらも快速だ。人が沢山乗っています。  遮断機前にも人が増えてきました。  左側の指示器もまた点灯。遮断機が上がる気配が感じられません。最初から待っていた人は苛立ちと諦めの表情と様々です。  右側から電車が来ました。これは特急ですね。
腹黒兎
腹黒兎
小説家になろう でも執筆中。 のんびりマイペースでやらせてもらいます。