私か虚像のあなたと夢の中の定法
歩き出して何分経ったのだろう。かなり疲れてきた。
『少し休憩してもいいですか?』
「はい、少し休憩しましょう。」
はーっ、と息を吐きながら上を見ると、手が届きそうなところに白い線と赤と青の長方形が浮いている。近くで見るとこんなに大きいのか、と驚いた。
「これなんなんだろうな」
と言いながら白い線に男が触れると、びゅううん!とものすごい速さで白い線を掴んだまま白い線と同じ軌道を描き、男が手を離した瞬間、男が遠くに吹っ飛んでいった。
男に駆け寄ると、
「え…??」
と混乱状態だ。私だってわかんねえよ。
しかし、私はもうこの世界の正体がなんとなく分かるような気がする。今は無い元の世界の記憶と、この世界のところどころが重なり合うのだ。全く分からないが、あと少しで分かりそうだ。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/2/1 11:28
どうこく
不定期投稿+長期間無浮上あり
パッと思いついたものを書き綴るタイプです
抽象的で分かりずらい表現多め(((