クッキーゲーム(下)

クッキーゲーム(下)
 デジタルの残り時間が二十秒を切った所で、老人はカードに手を置き、ボクの方を見た。  先程までの彼の雰囲気は一変、まるでそれは上空から急降下し、獲物を捉えるコンドルの様な鋭い眼光だった。 「悪いな……若いの」 「ワシもチェンジじゃ」  老人がゆっくりカードをめくるとそこにはチェンジの文字が。  僕の用意したカードが不意にめくれて、それがクッキーを交換できない"ステイ"だと分かった瞬間、彼は動き出した。
猫 夢丸
猫 夢丸
初めまして、夢丸と申します。小説初心者の二十代半ばの社会人ですが、空いた時間にチクチク見たり書いたり。宜しくお願い致します。