第一話 嫌われ者の少女について
私はルミル・オルスト、属性は無。属性判定は5歳の時にするのだけれど、私の目の色素はなくなってしまったから、できなかったの。
真っ黒な髪。色素のない白い目。
私はみんなに嫌われている。それでも家族は私のことを愛してくれていたと思う。でも村のみんな全員がそうとは限らない。私に近づきたがる人は滅多にいなかった。影ではみんなこう言ってる。
「こっちに来るな」,「邪魔」,「迷惑」など…最初は聞いてて嫌だった。でも、いつのまにか慣れた。傷つかないわけじゃないけど、遮ってくれる親友がいるから耐えられる。まあ寝てたら聞こえないし、別にいいかなって思ったりもする。
でも寝過ぎてたまに怒られる。
「ちょっとたまにじゃないでしょ?あなた1日の半分以上は寝てるじゃない。」
アミカが来た。彼女はアミカ・シュルト、属性は火。明るく活発的ではあるが、知らない人と話す時はコミュ症が炸裂し、しどろもどろになる。あと、たまに手がでる。
私が寝坊したり、昼間に熟睡していると起こしに来てくれる。
「いつもありがと……」
「ルミル…まだ寝ぼけてない?…って寝るな〜!話の途中で!!」ルミルは怒ると怖い。そう言う時はちゃんと起きるようにしている。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/6/15 2:39
卸売生姜
はじめまして。私は卸売生姜というものです。