金色の貴方。【後編】②

僕の見上げる先にお父さんとお母さんの笑った写真。 写真の周りには沢山の白いお花。 その下に棺桶が二つ。 棺桶の前にお線香が刺さって煙が揺れてる。 振り返ると色んな人たちの視線。 可哀想だって思ってる目。 別に僕は可哀想じゃない。 棺桶の蓋から見える目を閉じたお父さんとお母さん。 ピクリとも動かないで、まるで人形のようになっちゃったお父さんとお母さん。 可哀想なのはお父さんとお母さん。
渡邊三月。
渡邊三月。
気まぐれで拙い文章を書きます。気分で書く物(ジャンル)180°変わります。よろしくお願いします?更新かなりルーズ。いつもお読みいただきありがとうございます。