金色の貴方。【後編】②
僕の見上げる先にお父さんとお母さんの笑った写真。
写真の周りには沢山の白いお花。
その下に棺桶が二つ。
棺桶の前にお線香が刺さって煙が揺れてる。
振り返ると色んな人たちの視線。
可哀想だって思ってる目。
別に僕は可哀想じゃない。
棺桶の蓋から見える目を閉じたお父さんとお母さん。
ピクリとも動かないで、まるで人形のようになっちゃったお父さんとお母さん。
可哀想なのはお父さんとお母さん。
0
閲覧数: 20
文字数: 2396
カテゴリー: お題
投稿日時: 2022/11/11 4:00
最終編集日時: 2022/11/11 12:20
渡邊三月。
気まぐれで拙い文章を書きます。気分で書く物(ジャンル)180°変わります。よろしくお願いします?更新かなりルーズ。いつもお読みいただきありがとうございます。