冷凍愛(リレー小説)#2

冷凍愛(リレー小説)#2
おっとこんなこと考えてたら朝の会じゃねーかっ。 俺は慌てて席に着いた。窓ガラスから差し込む光はまるで教室中を包み込んでいるかのようで、なんだか気持ちがいい。俺はふと、もう一度美恵子を見る。今日も彼女はグレージュカラーの髪をお花のゴムでハーフアップにしてまとめている。瞳は漆黒の美しい目に長いまつ毛、そして真っ白な綺麗な肌がさらに美恵子を輝かせている。 「あれー領野ー。美恵子ちゃんのことそんなに見てどしたのぉ?」 隣の席の司が話しかけてきた。(あおりにきた) 「別にたまたま見てただけだよっ」 すると司はニマァ〜と笑った。 「ホントかなぁ?もしかして美恵子ちゃんを惚れ直しちゃったとか?」 「うっせ!」 「まぁでも、あんな美人な子をまた好きになっちゃうってのも分からなくはないけどねー」 俺が美恵子のことが好きだっていう程で言うな!
飛
高校一年生。 将来の夢は小説家か漫画家。 憧れの作家さんは松村涼哉さん。 結構暗い話とかグロい系書くのが多い。(気がする) 書くのが苦手なジャンルは恋愛系かな、、、