親父の背中
残暑と思えないほどの、暑すぎる午後の昼下がり。
吹き出る額の汗を拭いながら、僕は無駄に広い駐車場を一人歩いていた。
ここに来るのも、去年の夏以来か。あっという間だな。
大人になると、時間の流れが早く感じすぎて残酷だなとたまに思う。
まだ老いるには早いだろうと、運動不足の体を叱咤してぱっぱと歩き入口へ向かった。
受付を済ませた僕は、管理人に案内された桶や柄杓を借り受け、そのまま奥へと入った。
その中は神社とも寺院とも違う、独特な禍々しい雰囲気が漂っていた。どこからか感じる不気味な視線と冷涼感が僕を迎えているようで、拒んでもいるように感じた。
気にしたらだめなやつと思い、僕はすたすたと歩いて目的の場所を探した。
少し歩いた僅か数十秒で、目的のものは見つかった。
一目で見て分かるように変わった形のものにしよう、という母さんのアイデアは正解だったなと、今にして思う。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/1/20 13:13
ペガサス
はじめまして!
将来ショートショート作家を目指して活動しています!
ぜひ読んでいただきたいですし、皆様に面白い作品を届けたいので、至らぬところがあればいろいろ教えてください