不変のハイハット

 駅前の広場から少し離れた狭い路地への入り口。  その入り口の手前にある少しだけ開けたスペースにドラムセットが組まれていた。  長髪で大柄な、お世辞にも綺麗な格好をしているとは言えない男がそこに座り、ドラムを叩いていた。  いや、叩いてはいない。  正確に言うとハイハットを一定のリズムで鳴らしているだけだ。  ドラムセットの前にはダンボールに、これまたお世辞にも綺麗とは言えない字で、  【ご自由にご参加ください】
TsuNa銀
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