『白き花は時を越えて』

『白き花は時を越えて』
この国には、ひとつの奇妙な風習がある。 結婚式の日、花嫁の髪に白い小花を編み込むこと。 それを「かすみ草」と呼んだ。 かすみ草は永遠の愛を象徴すると言われるが、実はただの花ではなかった。 人が命を落としたとき、最も深く愛した相手のもとに芽吹く魂の花――それがかすみ草。 若き騎士・エリアスは、戦場で恋人セラを失った。
エデン。
エデン。
小さい頃からお話と詞を書くのが好きでした。 過去に書き溜めた物語や、最近書いた物語を載せていきたいと思います。 イラスト/ノーコピーライトガール様