冬林檎 。
2 件の小説消えるのは 作曲を終えた後 。
↓ 『 これが流行ったら、消えよう 』 そんな 考え を 抱きながら。 「 消えるのは 作曲を終えた後 。 」 2話 「 メロディ 」 「 それにしてもこの人……この曲作っても何に使うんだろ 。 」 大抵、用途は明かす物だ。音ゲーか何かの曲で書き下ろす事もあれば、アニメのOP ・EDに 使われることもあるだろう。しかしここまで手順を踏んでおいて断るのは少々胸が痛む。 「 …返事しとこ。断る気もないし 」 長々と綴られた依頼の文章に、返信を返す。なるべく同じ文量で。 暗黙の了解という物だ。……正直、この量考えるのが面倒だった。 −−− 曲の詳細を後日聞き出し、早速制作に取り掛る。 予め イメージは固めておきたかったが …。 「 ……うーん、 管楽器多め…。 吹奏楽ではないのか…?? 」 管楽器=吹奏楽 の イメージしかない作曲家なのだった。管楽器の目立つ曲なんか滅多に作らない。ほとんど電子音だ。 なのに何故この作曲家に管楽器を使わせようとしたのか心底不思議に思う。電子ばかり頼るなという暗示か?とも思うほど。 「 ジャズ系?…あれか、探偵っぽいイメージ。 じゃあやっぱりSaxとか…。 」 流石にそれくらいの知識はある。 腐っても作曲家の端くれなのだから。 ___作曲家、と言えるのかすら怪しい。編曲もするし、作詞もするし。 何でもやっている 謎の職業。 「 どのメロディにしようかな〜…。 」 この作曲家の場合だが、思いついたメロディをその都度録音して貯めている。 そこから 依頼の内容と合うメロディを選んで、それを 様々な楽器の音に乗せる __それが1番、音羽にとって楽なやり方だった。 浮かぶメロディは 夢の中で出来た物 、 ふとした瞬間に頭に浮かぶ物、 色々とあるが …。 結局、1番『ジャズ』に近しい旋律を頑張ってアレンジすることにした。 「 …むず、ジャズってこんなに難しいの…… 」 珍しく行き詰まっていた。やはり書きなれないジャンルだからだろうか。 色々と音程を弄って 、 再生釦を押した時 。 「 ……これじゃん… 」 . 面白みの無い 作品かもしれませんが 、 読んで頂き ありがとうございます 。世界一の感謝を貴方に 👊 作曲は 幼い頃 したきりなので かなり 不自然です 。
消えるのは 作曲を終えた後 。
↓ __ま た 、 “ 夢 ” を 見 た 。 連 続 的 な 、 ス ト ー リ ー 性 の あ る あ の 夢 。 『 夢 』と は 、 人 体 に 何 を 齎 す ? 幻 想 ? 虚 無 ? 幸 福 ? そ れ と も … “ 独 白 ” か ? 自 分 の 身 体 が い つ か 全 部 、 美 し く 滅 ぶ な ら ば 、 ど ん な 辛 い 思 い で 、 余 っ た 命 を使 え ば い い ? ど ん な 思 い で 、 此 命 が 滅 ぶ の を 待 て ば い い ? 『 消えるのは 作曲を終えた後 。 』 1話 ¿ 「 初めての 。 」 ( 不定期 ) 「 ……また夢か 。 」 ここ最近、夢のせいで目が覚めることが多い。昨日なんか30分早く目覚めてしまった。 そんなことも もう 慣れきっていた 。2月の まだ 〃 冷たい 空気の中 、 重い腰をあげて ベッドから抜け出し、冷めたフローリングを やや重い足取りで 歩く 。 「 ……一向に売れないし、 悪夢ばっかり …まだ若いけど …もう死んでもいい 。 」 ぽつり、と 零した一言 。『死』に なんの恐怖も抱いていないようで。 _本名 は 手島 音羽 。活動名 冬望 。 __人間という生き物の殆どは、 1人で生活するのは 、 時に 人肌恋しくなる事があるだろう、 夜だって寂しいもの 。 夜が 深まるほど 、考えても どうにもならない、 言葉にはとてもし難い 原因不明の孤独が 押し寄せてくる感覚 。 終わりの無い マイナスな考えが 、 心の穴を埋めるように 頭の中で目紛しくまわる感覚。 それすらも、この暗い思考を持つ作曲家に そんな感情は 無いのだと思う。 朝食を摂って、軽く身嗜みを整えれば、 液晶の前に腰を掛ける。 作曲を するだけの 日々に 慣れてきた頃 。 「……通知…?」 マウスを動かして タブを開く。 液晶に映ったのは 依頼の メールだった 。 「 何かの間違いだよね ……するけど 。 」 最近は 依頼が多い 。 なぜだかは本人すら分からない 。 楽曲制作のご依頼について【 冬 望 様 】 冬望 様、突然のご連絡失礼いたします。 冬望 様の制作された楽曲を拝聴し、その素晴らしい音楽性に大変感銘を受け、この度楽曲制作のご依頼をしたくご連絡いたしました。ご多忙の折に誠に恐縮ですが …… そんな文章が長々と続いて。 要は楽曲制作の依頼。 「 ……やるかぁ… 」 緊張感と 少しの楽しみ 、 学生の頃から 自覚している 、 『 物事を強いられた時 』の あの モチベーションの 著しい 低下 。 それでも やるのが 仕事という 物 。 いつもの 作曲アプリを開いて 、 メロディから 考える 。 今日もまた 、 暗い 作曲家の一日が 始まってゆく。 『 これが 流行れば、 消えよう 』なんて 考えを 抱いて 。 初ですので 可笑しい点もあるかと思いますが 気に入っていただけましたら 幸いです 。 冬林檎 .