なっすん

10 件の小説

なっすん

エッセイを書いていきます。

公務員受験して人生変わった

10、再スタート 10日後、体育祭があった。 体育祭は見学だけだった。 これで一年の学生生活の行事は終わりだった。 体育祭でもNのグループは話しかけてきた。 今回は、グループの1人のUが聞いてきた。 「試験どうだった?」 「ダメだったよ。」 「面接はどんな感じだった?」 それから全部話した。 「今回受かった人1人だけいたらしいよ。」 「もしかして、〇〇さん?(女性)」 「いや、消防受けたやつで、コネで通ったって噂だよ。」 「そっか。噂だから分からないけど、田舎ってまだありそうだね。」 「俺君は、どこ第一希望なの?」 「正直言って、ないよ。受かったところでいいかな。」 「地元の市役所は?」 「受けるよ。」 「俺君に勝たないと入れないのか」 「いや、他にもいるでしょ。」 「T君もだよね。強敵ばかりだな。」 するとNが入ってきた。 「俺は地元だけど受けないことにした。」 「なんで?」 「普通科2人には、どうやっても勝てないよ。」 それから沈黙が続いて、他の話になった。 いろいろ話していると、体育祭も終わりになった。 11月になり、確認テストがあった。 今まで勉強した生物、判断推理、図形を前のテスト範囲に追加したテストだった。 確認テストは満点だった。 確認テスト終了後は、暗記科目中心の授業が始まった。 暗記科目は、通学時間の電車で勉強していた。 日本史は、全体的に出題されるので各時代の特徴を想像しながら暗記した。 世界史は、中国やヨーロッパ系の出題が多い傾向にあるので、重点的に勉強した。 地理は、気候や産物についてがメインだった。 地学は、天気や火山についての出題が多いが、地理と結びつきがあるので、イメージがつきやすかった。 国語は漢字や四字熟語、ことわざについて勉強した。 芸術は、文芸小説や音楽家を覚えた。1番暗記が少なかった。 試験で弱かった暗記科目を重点的に勉強しながら、来年の試験に受かるために再スタートすることになった。 続く

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公務員受験して人生変わった話

9、2次試験 10月中旬に文化祭が終わり、その翌日町役場の2次試験が控えていた。 10人中5人が合格する。 試験前日は、面接のシュミレーションを何度も頭の中で繰り返すしかなかった。 過去の資料を読んで、こういった質問が来るかなとかしか分からない。 頭の中で考えていると、すでに夜22時をまわっていた。 “明日はスムーズに面接が終わりますように“と願いながら寝ることにした。 翌朝、すっきりと目が覚めた。 試験会場に行くと、一つの机に5人座れるように椅子が並べられていた。 二組に別れて試験があった。 別の組が面接をしている間、作文の試験があり、「あなたが思う住みやすい町」だった。 4段落構成で800字くらい書いた。 次に面接だった。 すごく緊張していた。 ノックを3回する。 「どうぞ」 「失礼します」 ドアを開けると、面接官は3人と目があった。 椅子の前まで促された。 「受験番号と名前をお願いします。」 「受験番号⚪︎番、俺と申します。」 「どうぞお掛けしてください。」 「失礼します。」 「まずは、志望理由を教えてください。」 「昔に一度○町に家族でいちご狩りに来たことがあり、町並みが美しく思い出深い町で働きたいと考えました。」 「ここに入ってやりたいことを教えてください。」 「観光名所である○橋や○寺など、さまざまな自慢できる町並みを紹介できるような仕事がしたいです。」 そこから先は自分についての質問が多かった。 自己PRや性格、学生生活で頑張ったことなどだった。 「面接は以上になります。」 「ありがとうございました。失礼します。」 面接試験が終わった。 ほとんど面接練習と同じような質問で安心した。 1週間後、結果が郵送で届いた。 −不合格− 初めての試験で二次試験まで行けたからよかったけど、悔しかった。 翌日、担任のYに報告した。 「そっか、また来年に向けてみんなと頑張ろう。」 内心、周りの人と仲良くなれる予感はしないし、すごく嫌だった。 だが、ここから自分が変わることになる激動の一年の始まりであった。 続く

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公務員受験して人生変わった話

8、クラス 学校では10月の終わりの文化祭に向けて、放課後に準備が始まっていた。 二次試験は文化祭が終わる次の週だったので、文化祭と並行して面接の準備も電車の中や休憩時間などの隙間時間でしていた。 文化祭は、大きなステージでスイミーのダンスをすることになっていた。 専門学校も全国規模だったので、他の県の人たちとダンスで競うものだった。 俺の位置はバックダンサーみたいな立ち位置で、全員で踊る基本的な踊りを覚えたら待機の時間だった。 「あれ、俺くんもこっちのグループだったの?」 後ろからNという人物が話しかけてきた。 Nは同じ高校出身だが経営科だったので、専門学校に入るまで関わることはなかった。 経営科は卒業後、就職や専門学校に行く人がほとんどなので、この専門学校も希望して来る人が多いみたいだ。 普通科はクラスの70%は大学に行くので、俺と最初に挨拶で少し話した時は何でって結構聞いてきた。 高校の時に成績が良かったのも、水泳部の人を通して知ってるみたいだった。 Nは他にも経営科3人組でつるんでるのだが、他はメインダンサーらしい。 「N君はメインダンサー行かなかったんだ。」 「うん。あまり踊りが好きじゃないから。」 「へー、向こうに行くと思ってたから。」 「それより話変わるけど、一次試験受かったの?」 「うん。誰から聞いたの?」 「消防受けた2人から聞いた。やっぱり普通科は違うんだね。また、二次試験受けたら話聞かせてよ。」 いつも経営科の人たちは、こんな感じで普通科と経営科を比較してくる。 確認テストでも満点に近い点数を取ると、いつも経営科の人たちや地元の他の高校の人から"やっぱり違うね"と言われる。 点数を公表する先生も悪いんだが。 県では有名な高校だったので、経営科の人を通してクラス全員に知られてしまっていた。 この頃からクラスの立ち位置が分かってきた。 クラスには女子は二つのグループ、男子は三つのグループがあった。 俺はどのグループにもいなかった。 一年でここを卒業してやると思って距離を置いて、誰とも関わろうとしなかった。 一匹狼だ。 クラスの中でもテスト順位で見れば50人中5番以内には入っていた。 ちなみにTもクラス順位は10番以内に入っていたが、相変わらず不登校気味だった。 だけど、文化祭を通じてNとは少し話せるようになった。 文化祭をきっかけにNは何度か昼休みに一緒に食べようと誘ってきたのだが、断っていた。 いまだに心の中では、“ここでつるんでも、どうせ高校みたいに卒業したら疎遠になるだけだ“と思っていた。 どこかでプライドが邪魔をしていた。 もう家族以外の人と仲良くなることはないと。 それから2週間が経ち、文化祭が終わった。 翌週には二次試験が待ち受けていた。 続く

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公務員受験して人生変わった話

7、面接練習 土曜日に学校に行くと、自分以外は教室にいた。 男子2人は消防、もう1人の男子は刑務官、女子1人は市役所に一次合格をしていた。 面接は最初に男子2人ずつ、最後に女子1人が練習することになった。 最初は刑務官の男子と自分からだった。 ノックを3回した。 「どうぞ。」 「失礼します。」 ドアを開けると椅子の前に促された。 「受験番号と名前をお願いします。」 「受験番号○番、俺ともうします。」 椅子に座るよう促された。 「まず、ここを志望した理由を教えてください。」 「昔に一度○町に家族でいちご狩りに来たことがあり、町並みが美しく思い出深い町で働きたいと考えました。」 「なるほど。ここに入ってやりたいことを教えてください。」 「観光名所である○橋や○寺など、さまざまな自慢できる町並みを紹介できるような仕事がしたいです。」 そこから先は自分についての質問が多かった。 自己PRや性格、学生生活で頑張ったことなどだった。 「面接は以上になります。」 「ありがとうございました。失礼します。」 こんな感じで面接練習は終わった。 もう1人の刑務官の男子はあまりにも緊張していて、全然質問に対して答えれてなかった。 担任のYから評価を言われた。 「お疲れ様。結論から言うと厳しいと思う。まず表情が固いのと自己PRがありきたりで薄いから詰めたほうがいいね。まあ、初めての試験だと思うから来年に備えて雰囲気とか体験してくるといいよ。」 「ありがとうございました。」 「俺君は一次試験で点数取れると思うから、国家公務員の方が受かりやすいかもしれないね。」 「国家公務員と試験違うんですか?」 「うん。国家公務員は一般職と税務があるんだけど、一次試験を重視してる。その分、一次試験は市役所なんかより難しいよ。地方公務員は二次試験を重視してるから、面接得意な人は受かりやすいね。」 「そうなんですね。また調べてみます。」 公務員試験にもいろいろ種類が多いことを知ることができた。  続く

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公務員受験して人生変わった話

6、一次試験 登校日、模試を受けた。 前よりは全然解けるが、暗記科目が分からない。 結果は17点だった。 担任のYが話し始めた。 「この時期になると平均が30点くらいで、中には40点くらい取ってくる人もいます。」 夏休みに結構勉強したと思っていたので、ショックだった。 9月の3週目から公務員試験が始まった。 3週目は地元から少し離れた町役場を受験した。 理由は、採用人数が地元の市役所より少し多かったからだ。 試験は9時から始まった。 序盤の国語や英語は、さほど難しくはない。 だが、中盤の暗記科目が難しく、終盤の得意である数的推理や判断推理の出来も微妙だった。 時間いっぱいまで使い、なんとか一次試験を終えた。 一次試験の合格は10月に発表があり、40人中10人が合格する。 翌週に学校事務を受験した。 学校事務の試験は45点満点だ。 町役場の試験より数的推理や判断推理が解きやすかった。 一次試験の合格は1週間後で、300人中60人が合格する。 1週間後、学校事務の合格発表があった。 パソコンを開いて、ホームページにアクセスした。 ずらりと合格番号が載っていて、必死に探した。 結果は不合格だった。 勉強を始めて半年くらいしか経ってないけど、悔しかった。 町役場は希望が薄いけど、待つことにした。 3日後、町役場の合格発表があった。 パソコンを開いて、ホームページにアクセスをすると、合格番号が少なかった。 すると、自分の番号をすぐに見つけた。 受かっていたのだ! 自分でも驚いた。 翌日、担任のYに報告すると、面接練習をしてもらえることになった。 自分以外にも4人の合格者がいた。 続く

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公務員受験して人生変わった話

5、夏休み 7、8月の夏休みは、ほぼ毎日ホテルのレストランでアルバイトをしていた。 レストランといってもバイキングだ。 遊ぶ予定がないことを伝え、ほぼ毎日一日中働いた。 最初の1週間はきついと思ったが、体力がついたのか8月には余裕が出てきた。 夏休みの一日は、 6時から12時まで朝のバイキング 12時から16時まで休憩(勉強) 16時から23時まで夜のバイキング 23時から24時まで勉強 24時に就寝 といった感じだ。 毎日、忙しすぎてある意味充実していた。 すると8月中旬くらいに店長が話しかけてきた。 「俺君、休みいつとる?」 「いや、大丈夫です。」 「8月、最後の週は暇になるからいいよ。」 「全然入れますよ。」 「俺君、9月に試験あるんでしょ。その週は勉強にあてな。」 「ありがとうございます。」 それから最後の週になり、追い込みの勉強をした。 勉強は基本の数的、判断、図形、政治、経済を確実に得点できるようにした。 ワークブックも3周くらい繰り返しすると、自信がついてきた。 数日が過ぎ、あっという間に9月になった。 続く

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公務員受験して人生変わった話

4、静岡研修 6月下旬になると、静岡で研修があった。 研修といっても懇親会みたいなものだ。 二泊三日で、特に仲のいい友達がいるわけではないからきつい。 ちなみにTは仮病を使って、休んでいた。 1日目は、ほとんど移動の時間だった。 静岡までは、バスの移動で6時間くらいかかった。 スマホを触るか寝るかくらいしかやることがない。 すると、担任のYがマイクで話し出した。 「そういえばバスの中カラオケも完備されてるので、みんなでカラオケ歌いましょう!」 『イェーイ』 ヤンチャ系の人たちが騒いでいる。 1時間くらいカラオケを歌っていた。 夕方16時にコテージに着いた。 着いてからは、泊まる準備をしていた。 夜になると、余興を5人組を作って催し物をやった。 CMの真似とダンスをした。 やってみると案外楽しかった。 2日目は朝から富士山五合目までバスで行き、観光した。 空気が澄んでいて、6月だが少し寒かった。 雲の中にいる感じで、神秘的だった。 1人で写真を撮ったり、お土産を買ったりして観光していた。 コテージに戻ってからは、BBQをした。 BBQは余興をやった5人組と食べた。 最近食べた物の中で1番美味しかった。 午後は、ほぼ自由でみんなでクイズ大会やじゃんけんなど、ミニゲームをしていた。 3日目は早朝からバスで移動して帰った。 研修も仲のいい友達がいたら、楽しかったんだろうなーなんて思った。 研修が終わってから、数日学校に行けば夏休みだった。 また、夏休み前に担任のYから話があった。 「来年の夏休みはお盆休みの1週間しかないので、今年はみんな充実した夏休みにしてください。」 夏休みの予定は決まっていた。 9月の試験に向けた勉強とアルバイトだ。 公務員受験の願書は2箇所に提出した。 期間限定のアルバイトはホテルのレストランですることにした。 遊ぶ予定がないので、アルバイトがない時はひたすら勉強することにした。 続く

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公務員受験して人生変わった話

3、勉強開始 翌日、模試をすることになった。 どのくらい実力があるのか図るものだった。 模試は難しくて、全然分からなかった。 結局、点数は50点満点中20点だった。 担任のYが話し出した。 「ボーダーラインは35点で、最低でも30点は必要です。今できなくても頑張って勉強すれば、来年にはできるようになるので、安心してください。」 点数は20点とはなっているものの、勘で正解している部分もあったので、15点くらいが実力だろう。 2日目からは、本格的に授業が始まった。 午前中は、政治経済の授業だった。 政治経済は、暗記科目の中でも出題が多い分野らしい。 アメリカと日本の選挙制度や需要と供給、円安と円高を学んだ。 午後からは、数的推理という授業だった。 数的推理とは、ニュートン算や旅人算、魔法陣など主に中学受験を経験する人が学ぶ問題だった。 最初は難しそうだと思っていたが、解き方のタイプが決まっているので、慣れていくとそこまで難しくはなかった。 公務員試験では、1番多く出題されるため絶対に落とせない科目みたいだ。 2年制だからか授業のスピードはゆっくりしている。 どの勉強も難しいけど、楽しかった。 3ヶ月に1回確認テストをして、成績が悪いと補修があるらしい。 1ヶ月も経つと頭のいい人、悪い人が分かるようになってきた。 全員が理解できるペースで授業が進んでいるので、ゆっくり丁寧な授業だった。 それでも中にはついていくのが必死な人もいる。 (所詮、学力がなくても入れるような予備校みたいな所だからしょうがない) こんな感じで、専門学校の中でも勉強が苦手な人を見下していた。 気がつけば、4月も終わりに近づいてゴールデンウィークに入ろうとしていた。 担任のYから一言あった。 「これからゴールデンウィークに入ります。受験は来年を想定しているので、今年はゆっくりしてください。」 周りはゴールデンウィークの計画を立てたりしている。 新しい環境でも1ヶ月くらいで、1人くらい新しい友達ができそうだけど、仲良くなれる気がしなかった。 ゴールデンウィークが終わり、5月になった。 周りの人と仲良くなれる気がしないので、早く専門学校を抜けたいと思い、猛勉強をしていた。 確認テストでも満点だった。 6月になると、生物、判断推理、図形の授業が始まった。 生物は、遺伝子関係やヒトの体の構造を中心に勉強していた。 判断推理については、確率や嘘つきを探す問題など少し変わった問題が多かった。 図形は、折り紙や展開図、面積を求める問題が多く、数をこなしてセンスを磨くしかない。 そんな時、6月下旬に研修に行くことを知らされることになる。 続く

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公務員受験して人生変わった話

2.学校 専門学校までの道のりは駅から歩いて5分くらいだった。 ビルのような建物の中にある。 学校に着くと、受付の女性がいた。 とりあえず、どこに行けばいいのか分からないので、聞くことにした。 「おはようございます。公務員コースはどの階になりますか?」 「公務員コースは三階ですね。」 「ありがとうございます。」 案内されたエレベーターに乗り、3階の部屋に行った。 部屋に入ると、髪を染めた人やピアスを開けた人など、少しヤンチャそうな人がいた。 「どこに住んでるの?」 「〇〇だよ。」 「俺と同じだ。よろしく。」 前の人はもう仲良くなったのか、話をしていた。 一目見て仲良くできないタイプだと思って、相手にしなかった。 しばらくぼーっとしていると、パーマでメガネ姿の大柄の男性が入って来た。 「おはようございます。今日から担任のYと言います。2年間よろしくお願いします。」 『よろしくお願いします。』 「このコースは、2年間かけて勉強して公務員を受験するコースなので、2年目に備えて1年目はゆっくり行きます。」 「あとオススメはあまりできないけど、1年目で受験もできます。」 最初は、説明会だけで終わった。 顔合わせみたいな感じだ。 専門学校は2年制だったが、1年目で公務員に合格すれば卒業できるそうなので、なんとか1年目で卒業したいと思った。 続く

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公務員受験して人生変わった話

1、きっかけ 2017年4月、18歳の俺は専門学校まで片道2時間の距離を電車で揺られていた。 今年から公務員系の専門学校に行くことが決まったからだ。 2年間、片道2時間の通学をしないといけないことを考えると憂鬱になる。 専門学校に行くきっかけは、大学受験に失敗したからだった。 高校は地元で2番目に良い普通科の高校で、大学への進学実績が高かった。 進学方法は指定校推薦、推薦入試に力を入れていた。 その中で俺の評定平均は4.0あり、漢検二級取得、部活の水泳では県予選を突破する成績だったので、推薦入試を希望していた。 漠然と大学に行きたいなと思いながら、日々過ごしていたが、現実は甘くない。 推薦入試に全落ちしてしまったのだ。 落ちた後は、実家から通える公務員系の専門学校に通うことになった。 同じ高校の友達は、ほとんどが大学進学することが決まっていた。 一部の就職組もそこそこいい企業や公務員に、就職していた。 高校卒業を機に仲の良かった友達との連絡をやめた。 専門学校に行くことを知っているのは、高校の担任と中学から腐れ縁のTだけで、他の友人には全然知られてない。 Tに関しては同じ専門学校だから、知っているというだけだ。 Tという人物については、赤点ばかりの落ちこぼれで不登校気味のやつだ。 俺はTをよく思っていないので、仲は良くない。 いろいろ回想していると、駅に着いていた。                    続く

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