七ハチ

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七ハチ

小説初心者です‼️一応見る専。

天候貴族のいろは唄(仮版)

初めまして、七ハチと申します!!!!! 小説を書くのが超絶初心者なので変な所もあるかと思います、心配性の七ハチはこの作品をいきなり投稿するのに少々ビビっております(笑)なので仮版として投稿させて頂きます、なおサムネなどは自作です。 少しでも面白い!と思って頂ければ嬉しいです! ── 一現世の現人神 雨乞いの白入鹿 この常世には天候を操る3人の現人神...すなわち天候の貴族がいた。天候の貴族は開陽国や世界の天候と深く係わり切っても切れない縁で結ばれている...晴れの貴族 【天宮 遥】 雨の貴族 【巫 白海】 雪の貴族 【冬賀 恋雪】 現世の貴族現当主 ここに揃い集結す-。只今現人神がお見えした。 - よく晴れたある日の正午、太陽が真上に カンカン照りであった。今日はすごく暑い...初夏である...あつい...あつい...。 ?...何だか笛の音が聞こえる...すぐ右にある森からだ...何だろうと思いながらも歩みを進める、音が大きくなってきた、物陰からこっそり覗くと小さい..女の子..?...が扇を持って舞を踊っていた、とても綺麗だ..まるで鳥が何かを乞い求める様に...梅の花の枝のように細く美しい、舞う度に揺れ乱れる美しい髪は麦藁色で麦畑が風に煽られて揺れるように美しい..着物は上一級品と言った所か..とても可愛らしい花々で飾り付けされている花が好きなのだろうか...顔は容姿端麗まつ毛が長く美しい頬は薄桃色に染って可愛らしい、美しい舞と合わせみると見蕩れてしまうほどである。そう考えているとその時一瞬、まるで....まるで夢を見ている感覚に陥った、舞っていたあの子と目が合った、こちらに気付いたその子は俺に向かってふわりと微笑んでみせた 俺は...きっと惚れてしまったんだと思ういわゆる一目惚れと言うやつだ、今俺は初めて会った美しい子にどうやら恋をしてしまったようだ一。 いっぽう白海はというと 「これ、より...あまご、いのまい..しゅうまく...で..ござい..ます...」拙い言葉を紡ぐように話すは巫 白海 現世の雨の貴族 現当主である。「白海様、大変お疲れ様でした..とても美しゅう舞で御座いました..」と頬を薄桃色に染めながら礼をする者は天候の貴族補佐官のアカサギという人物であった。アカサギは天候の貴族の活動を支援,補佐をし同時に崇拝している者でもある。 「い、え.....ひとの..ため...みなの..ため....しらう、み..は...がんばり...ます、ので....いつでも....および...くだ..さ..い...」可愛らしい笑みを浮かべながら御身は言った、さすが現人神と言うべきか周囲に与える影響は多大なる物である、御身が微笑めば周りは元気になり、御身が悲しめば周りも悲しむ、これは白海だけではない,他2人の貴族も同様の影響力を持っていた。「で..は....しつれい...しま、す...」と手を振りながら耳としっぽの生えた男の所へ小走りで駆け寄って行った、その男は雨の貴族 現当主の従者 ,狐であった。 彼は人の形をしているが本来は狐だ、人間に化けているのだろう....彼は戦闘能力も勿論従者としての素質も充分ありとても優れた人材と言うべきだろう、短所をあげるとしたならば短気という所である。髪は綺麗に揃えられ綺麗な承和色(そがいろ)をしている、服は和と洋が程よく交じっており洒落ている、そして毛並みは良好ふわふわのようだ.....そんな彼も雨をこよなく愛し、主を愛し慕っているようだ。 「きつね...くん...!...しらう、み..がんばり....ました..!」 と白海「よく頑張ったなぁ!主ぃ!」と褒め倒す狐、2人の会話や絡みを見ていると思わず微笑んでしまう程可愛らしい。「しら..うみ...は...まだ..まだ...なの...で...しゅぎょ..う...がんばりま、す...」「主は今のままでいいんだぞ?!自信持て!」と励ます狐、この2人は雨使節と呼ばれ周りからは応援の目で見られているようだ....雨の貴族は基本的には応援され人気であるが稀に1部の反対派からはとても恨まれていようだ、起訴内容はこう「雨が降ってると外で遊べないしじめじめするし寒いし最悪!!」や「豪雨のせいで土砂崩れがおきてばぁちゃんが巻き込まれた!!!全部雨のせいだ!!!」等だ。どの天候も長く続くと災害になるのは当たり前だ、だからこそ天候の貴族がいると言えよう、それが貴族の務めであり運命である。この世の出来事は全て運命によって定められており時が刻まれるのも生命が生き活動するのもまた運命によって定められたものである。 「主!!帰るぞ!!帰って花の管理をするぞ!!!!!」 「は、い..!!かえり..ま、しょう!!!♪」 と上機嫌な様子で2人は帰っていった、白海と狐は国営の研究機関、開陽国営機密研究機関に所属しており白海は生物科学部の海洋科、狐は狩猟ハンターに属している研究熱心でお互い精を出しているようだ。 視点は雨使節の2人へと変わる 「きょう..は..いい...てんきなの...で....おはなさん...も...よろこ、んで...ます...ね...♪」 「あぁ!!そうだな!!後主がこうやって話しかけてやってるから花たちも喜んでると思うぞ!!!!まぁ当たり前の事だ!!!」 「そう...です...かね....えへへ....」 彼は今日も主を褒める、何かと理由をつけて褒める様を見ると主を一等愛していると伺える、心が温まるのを感じながら白海は慈愛の目で彼を見つめている。 遠くから声が聞こえる、女の子の声 「明日雨だって!!うわ..最悪...濡れたくない~!!!」 「え?まじで??気分下がるわぁ....」 と残念がっている様子で言う まるであの時のようだと思ったその時白海の心にずきんという強い衝撃が走った −ずきん 純粋故にその思いは白海に突き刺さる −ずきん 過去の苦い思い出がじわじわと記憶の底から這い上がってくる感覚と痛みに根をあげている心を同時に感じる −ずきん くるしい、こわい、おちつけ、そうゆうものだ、大丈夫、好きな人もいる、大丈夫、 −とくん 大丈夫。 段々と心臓も心も落ち着きを取り戻していく。過去の苦く苦しい思い出は這い上がる事を諦め一旦は引いてくれたようだ。深呼吸をして落ち着こう...落ち着いたら..また好きな事を考えよう。 「主...大丈夫か?あいつら大声で堂々と...注意してくる!!」と今にも動き出しそうな様子で言う狐。 「だいじょ..ぶ..です!!...いかな..いで.....きつね....くん....」いかないで..と潤った目で狐を見つめ乞い願う、その姿は猫が飼い主に行くなと引き留めている様に可愛らしくときめいてしまうだろう。 「う...分かったよ主..行かないから落ち着いてくれ...」 これには彼も参ったようで行くのをやめたようだ...心なしか頬が少し薄桃色に染っているようだ、彼もまた白海の可愛らしい乞いにときめいていたようだ。 「しらう..み...へいき...です....ごあん...しんを...」内心ほっとして胸を撫で下ろした、正直言うと深く刺さったが何とか自己修復できた、“前みたい“にはならない..絶対に....心に決めた...強くなる、と、白海は昔と比べ成長したと実感し嬉しく思った。 -人はすぐ強くなどならない、とても弱く脆い物だから、所詮は消耗品、強くなったと勘違いするなよ"白海"。 白海の中のわるい"白海"が耳元で語りかける -わかって..ます...どこかに..いって..!!..しらうみ..に..近付か..ない..で..!!。 そう白海が反抗する白海の中のわるい"白海"は過去、白海が精神を病んだ時に産まれた白海の恨み 対抗心 悲観的な感情のそのものの具現化と言えるだろう白海を牽制し恨みの感情で埋めつくそうと企んでいるようだ、いつしか人格すらも奪おうとする。 「主..?..どうしたんだ..大丈夫か...?」 心配をして主に狐が声をかける、耳が伏せているようだ 「はっ....はい..?!..だいじょ..ぶ..です..ッ!」 焦って返事をしたが変に思われていないだろうか...と心配になる..気にしていると思われたら心配をされてしまう、白海はそう危惧しているようだがそんな事はなかったみたいだ。 「?そうか..よかった!主が元気だと俺も元気になるからな!!」とピンッと耳と尻尾を立たせて太陽のような明るい笑顔を浮かべて言う、狐も動物であるからに環境に敏感で相手の感情も微かに読めるという,我が主が悲しんでいないか気にしていたみたいだがそれはもう大丈夫らしい、機嫌が良さそうに尻尾を降っている。

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天候貴族のいろは唄(仮版)