ゆっシー(フォロバ絶対)

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ゆっシー(フォロバ絶対)

ども〜(。・ω・)ノども ゆっシーです~ 基本的に暇人。 小説とか上手く書けるか定かでは無いですがオプチャ等で時々炉瑠は書くので出来る範囲で書きます() フォローしてくれればフォロバ絶対です! 良ければ仲良くしてください!!! 安定するまでは最初の方の小説下手になるかと()

影の私

『あっ………私死んじゃったんだ』 気が付けば真っ暗の空間に私は立っていた。 名は花宮輪廻。(ハナミヤ リンネ)十四歳の少女。 何故此処にいるのか? それは遡る事1日前に起きた中学校での出来事が全てのきっかけ。 『おいおい。俺は怒っているんだぞ?  もう一発殴らせろや』 耳から強い暴言が流れ込んで来る。 私は虐められていた。 虐められている理由は全体的に周囲の常識を超えていたから。 例えるとすれば生まれた瞬間に 世の全てを把握していたとでも言うべきか? 以後、1人の男子が拳を勢い良く振り翳す。 『痛ッ……ごめんなさい…許してください……』 私は只々謝るしか無かった。 それが自分の立ち位置である為。 そして相手は続けて 『あ?もっと気持ちを込めて謝れよ』 と発言して来た。 今思えばこの発言を聞いた時点で私の全てが変わってしまった。 『何……私が何したって言うの…』 自分の影が異様な気配を発しながら歪んで行く。 そして、気が付けば私は気を失って 起きた時には夕方になっていて虐めっ子達は血だらけになっていた。 『え?何が起きたの………?』 自分自身戸惑いを隠せない。 その様な感情を抱けば何処からとも無く 私に話しかけて来る声が聞こえた。 『おぉ、やっと起きたか。それにしてもお前…寝過ぎだぞ?』 その声は自分の真下から聞こえた。 私はその存在を確認する様に真下を見つめる。 さすれば、自分の影から言葉を発されている事に瞬時に気づいた。 『あっ、貴方は誰?』 恐る恐る聞くと私の影は明るく 『俺はお前の影。まぁ、詳しく説明するのは面倒だから 守護霊とでも思ってくれ』 声は割とイケボだが、影故に顔を見る事は出来ない。 私は続けて、 『さっきは…貴方が助けてくれたの…?』 と続けて聞く。 この短時間で非現実的な事が起こりすぎているので つい質問してしまうのは当たり前だろう。 だが、何故か影は質問に対して無視をする。 『ねぇ…答えてよ。』 好奇心と言う気持ちに支配されて 私は回答を急がせる。 やっとの事で影は言葉を発した。 『…お前の願い……3つだけ叶えてやる』 と、質問には無関係な内容が返ってくる。 それには私も状況整理が追いつかず、 3分間程沈黙が続く。 その沈黙の時間を打開したのは私だ。 『え?だったら……私の運命を見せて』 願いを3つ叶えられると言う事を未だ信じては無いが、パッと思い浮かんだ気になる事を聞いてみる。 影は答えた。 『それが1つ目の願いだな。良いだろう。』 私の脳内に何かが浮かぶ。 学校の屋上で私が飛び降りているビジョン。 『なっ、何これ……ねぇ…やっぱりその能力は ハッタリでしょ………?』 怯えが止まらない。 『これが本当かどうかはお前自身が確かめると良い』 こんな事私自身信じたく無い事だ。 人間は都合の悪い事は受け入れ無いのが 当たり前なのだから。 『2つ目のお願い…私を家まで瞬間移動させて……』 このお願いは心からの願いでは無く 影が本当に願いを叶えられる能力を 持っているか確かめる為の物。 『もっと欲に塗れた願いが来ると思ったら……そんな事で良いのか…』 瞬きする間に家の自室に居た。 これで確信が付く。 影が言っている事は全てが事実だ…と。 『あら…やっと帰って来たのね。 お帰り輪廻』 暖かい声が聞こえる。 お母さんの声だ。 『うん。ただいま』 私も明るい声でただいまと返す。 『もうご飯出来たから食べなさい?』 お母さんはリビングの机に洋食を 置いて私にご飯を食べる様進める 『あっ…今日は良いかな……… 友達と飲食店寄ってたから』 適当な嘘を吐き、お風呂へ向かう。 申し訳ないと心の底で思いながらも お風呂場へ行き、服を脱ぐ。 そしてシャワーで軽く体を流せば 湯船に浸る。 『今日はなんだが不思議な事起きすぎてるなぁ……』 以後、念入りに体を洗ってはお風呂から上がり 自室に戻るのだった。 『ねぇ…影はさ。名前とか無いの?』 自室のベッドに寝転び、述べる。 『名前…か。音琳 闇儺刃 (ネリン ヤミナハ)…この名前を口にするのは 久しぶりだ………』 『良い名前だね』 褒め言葉を発した後に今日の疲労に全身を襲い部屋に電気を付けた儘眠ってしまう。 『ふぁ〜……もう朝かぁ…』 自室の目覚まし時計が鳴り、新しい日が始まる。時間は朝の7時くらい。 ベットから起きればリビングで朝食を食べる。 お母さんは早朝から仕事がある為朝の5時には家を出ているので会えない。 『学校だるいなぁ…』 食パンを咥えて家を出る。 勿論学校の支度は事前に終えていて、 ぼっち登校が平日のルーティンとなる。 中学校に着けば2年A組の教室へ入る。 今日は虐めっ子達は休みの様。 昨日あれ程血を流し倒れていたので 私は大体休んだ理由は察していた。 そしていつも通り授業が開始。 学校では暇だが、今日は音琳 闇儺刃(影)について授業中自然と思考してしまう。 『はい。此処の計算式だか……花宮、解けるか?』 先生が私に問題を投げて来た。 話を聞いて無い私は答えが何か分からず正直に 『うぅ…分かりません』 と発言。 『花宮はいつも正直者だね!』 と先生は謎に褒め、私のノートに説明文 を書いてくれた。 だが、今はそんな事どうでも良く、昨日起きた事が本当だったのか幻だったのか 気になって仕方ない。 それから時間は進み放課後。 『ねぇ…影……私の運命は変えられ無いの?』 1つ目の願い事で見た自分の運命となる ビジョンを変えたい。故に影に相談する。 『それは出来ん。運命は定められた物。 俺がどうこう出来る事では無い』 相変わらずの口調で必要な事のみが述べられる。 『だったらさ…この世界から虐めをなくす事は出来るかな……? 私みたいな子を救ってあげたいの…。』 最後は自分では無く自分と同じ様な子を救うためのお願いをする。 『それで良いのだな? 後悔はしないか?』 『うん…』 最後の願いにより虐められる者は世界に誰一人として居なくなったらしい。 私はこの世界に満足した。 私も役に立てるんだ…と。 それからは心の底から世界に別れを告げるのだった。 学校の屋上から足場の無い空中に足を進める。 『やっと楽になれるや…』 これは自殺では無い。 只やり直すだけ。生まれ変わって全てを一からやり直そう。 そして今真っ暗の空間に立っている。 『死後の世界…かな………?』 ポツリと述べれば何処からとも無く 声が聞こえて来た。 その声には聞き覚えがあった。 私は直ぐに影の声だと判断出来た。 『はぁ…他人の為に自分の命を捨てる…か…矢張りお前は面白い。』 呆れ半分で影は高笑いをしていた。 『お前はもっと自信を持て、、、』 影は小声で述べ、それと同時に私は意識が遠くなる。影と出会った時の様に。 『あれ…意識…………が…』 それからはもう何も思い出せない。 気がつけば私はいつもの自室でベッドに 寝ていたから。 夢だったのか、本当だったのかそれは今でも分からない。 これは事実だったのか知りたいと言うのが彼女の本心だ。 かと言い世には知りすぎてはいけない事と言うのが存在する。 私は細かい事を考えるのは辞めた。 だが、これだれは忘れない。 自信を持って生きると言う事だけは、、、                END

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影の私