Rain
5 件の小説3月6日
誕生日がきらい でも誕生日に貰えるモノはすき 祝われるのはきらい 注目されるのはすき 改まった日常がきらい 非日常がすき 誕生日は母が苦しんだ日だからすき 誕生日は母を苦しませたからきらい ケーキがすき ステーキがすき 特別扱いがすき お礼をゆうのはにがて 誕生日、きらい
恋愛観
先日、お付き合いさせていただいている男性からのLINEにて 「 怒ってんの? 」 との通知が入っていました。 事の発端は私が既読もつけずに寝てしまっていたことに どうやら不貞腐れていたようです。 なんとなくの察しは返信の冷たさでついていましたが面倒 だったので私も負けじと夕方から翌日の夕方まで返信せず 1人の時間を楽しませて頂きました。 機嫌も悪くなかった為、うまい言い訳をつけ珍しく謝罪も してみたのですが心無い言葉が送られてきたのでやはり 冷たく接することを心に決めました。 唐突に 「ごめん」 などと謝られましたがその程度で許す気もないです。 それからは一転して今まで通りお相手は接していただきましたが、私はそうも簡単にはいかない為今も冷たく返信しております。 「俺に怒ってますか」 とも聞かれましたが感情は複雑なもので、妙にニュアンスが違うような気がしたので否定はしておきました。 喜怒哀楽で感情を表すほどに単純なオンナでもありません。 彼にはぜひ、私のことで永遠と悩み下手に出てもらわないとこの恋心はまた別の人のものへと変わってしまいます。 こんな話をするたびに私の身近な方々は 「早く別れなよ」 「そんなに愚痴るくせになんで別れないの?」 「だからやめとけって言ったのに」 など悲観的なアドバイスを私にプレゼントしてくれます。 とは言いましても、母は元No. 1キャバ嬢、父は元モデルの間に生まれた私の顔は人並みには整っていまして人柄も悪くはない、むしろ親しみやすいとまでもあります。 要するにモテるのでアドバイスのほとんどは男性、女性は2人程度です。 1番私にアドバイスをくれる男性、というよりかは少年は 「別れたら俺と付き合おう」 「お前は最悪別れても相手いるんだから平気だ」 などと必死に口説いてくるような輩です。 そんな人間の話なんてものは聞いてられる訳もなく他の男性もろとも友人が恋人と別れるという状況を楽しみ、それを 揶揄おうと娯楽を求めているようにしか感じない為別れることもなく円満にいくこともない。 そんなメリットもデメリットも存在しない交際関係をずるずるとこれからも続けるのでしょうか。 まだ人生は長いですが、今この瞬間にも私と付き合いたい男性は少なくとも6人はいるのですから。今の方で本当に良いのかと夜な夜な考えていることはここだけの秘密です。 つらつらと長く語りましたが、結局のところ長く生きるつもりもない人生、若いのなんて一瞬です。今、お付き合いさせて頂いてる方とお別れして別の男の味を知るのは悪くないですが、たかだか2ヶ月しか続いていない彼との交際期間でさえリセットするまで欲しい男はいません。 私には今、どのような選択肢が残っているのでしょうか?
今日の帰路
3/3 先日は友人の誕生日だった。 雨音が響く学校の帰り道。 奥から小学生だろう女児が2人、歩いているのを見ていた。 靴を引き摺る音、どこかの工事現場の作業音、車のエンジン音。 すべてにおいてどこか遠く感じる。 鼻歌を歌った。 曲名は 「 道程 」 別に思い入れもなければ心に響くものもない、ただの曲。 雨の雫が掠れた鼻歌が吸収し地面へと叩きつける。 その勢いに任せて雫は弾けて勢いよく破裂した。 私は私の鼻歌の残涙を踏みにじって家を目指して地面に靴の汚れを押し付けるように歩みを進めた。
情熱
きっと涙は音もなく流れ 赤裸々に染まる頬を濡らし心までをも溶かし始める。 穢れたこの身体を壊れるほどに抱き締めて欲しかった。 けれど、望みは想い出に笑われるような気がして足跡も傷跡を隠す。 遠い昔の夢。 怖いくらいに広く、溢れそうに蒼ざめた空に2人抱かれ 遠回りして後退りする雲を撫でた。 また遠い昔の夢。 甘いくらいに赤く、可哀想な太陽と輝く蕾を隠す。 「 欲張りなだけ 」 「 臆病なだけ 」 鍵をかけた。 いつも、あなたの心は遠い。 もう戻れない情熱を両手に抱き、孵らない想いを集め さようならのキスを。 誰よりも抱き締められたいけれど切なさに攫われて 冗談がやけに虚しく感じる。 愛しても愛しきれない夜に、少しだけ。 ほんの少し、疲れすぎてしまったけれど。 今日もまた答えのない疑問を抱いて眩しい朝日を待っている。
常識。笑
窓から突き刺すような冷たい風が 部屋に散らばった白紙のルーズリーフ達を宙へ浮かせる。 紙と紙がぶつかり、床へと落ちてゆく。 響きもしない掠れたその音は人が本来の道を踏み外し 常識はずれなことをして喜んでいるような、そんな人間を見ているような感覚を蘇らせた。 「若気の至り」 幾度なく聞いてきた言葉。うんざりだ。 「若いから許されているけど……」 「若いうちに沢山のことを経験した方が良い」 その先に待っているのはきっとつまらない人生だ。 若者と老人は同じだ。 教養がないことに年齢は関係ない。 若いうちに許されて大人になってからは許されないと云うのは誤っている。常識の範囲内で楽しむことを絶対条件とするならば年齢は関係ないのだろう。 ただ、年を言い訳に自分の欲を無意味に抑え大人を演じている面白みのない人間の言葉に踊らされているのは世の中だ。 そんなことならば犯罪者達はよっぽど楽しいのだろう。 スピード違反やらの軽犯罪すらもありふれた日常をひっくり返し常識から並外れた速度で風を切り真面目な馬鹿共を追い抜かし社会の犬から逃げ回る。 殺人や強盗だって同じようなものだ。 本来、見ることのないような大量の血液や人の表情、大金や一生知ることもない銀行の奥。好奇心に満ち溢れる行動的な馬鹿ならばどれを犯してもおかしくない程に私達が知らない世界がそこに広がっている。 日本でさぞ重宝されている 「 常識 」 とやらを無視すれば犯罪者は爆発的に増えるのではないだろうか。 未成年が飲酒喫煙淫行に走るのは非日常を楽しむため。ソースは私だ。 結論、世の中は常識によって成り立ち、常識によって面白味を失くしている。 寝具の上で物想いに耽り渋谷のスクランブル交差点の人のように散らばり歌舞伎町の空から降る人間のように空を舞うルーズリーフ達をカメラに納めた。