Heaven,s Driver

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Heaven,s Driver

真夏の真夜中出動だ…🚐

お疲れぇ 今日も夜勤のheaven driverです。なんだかわからないけど💦 今日は忙しいんだよ(≧∀≦) これで2人目🫩自宅で亡くなってる人だ。たまたまだと思うが、いや!もしかしたら自宅で看とる家族が増えているのかも…🧐 もしそうだったら、家族の新しい繋がり方なのかもしれない。 家族に囲まれて目を閉じてるおばあちゃんを見ていて…俺は少し優しい気持ちになったよ。 身寄りが居なくなってひとりぼっちになってしまった老人たちが寂しく旅立つ事が増えている今、 家族に送られる爺ちゃん婆ちゃんを見てたら家族ってやはりいいなあ… なんて思った。 そして お一人目のお婆ちゃんを預かってきた。 天国へ旅立つには火葬場と言う駅に切符を持って行かなければならない それまでは私たちのセレモニーホールで休んで頂いている。 お婆ちゃん、ゆっくり休んでね なんとなくだが… 亡くなってから限られた時間だけ 魂は自由に飛び回れる気がする それを感じたのは… 4年前親父が亡くなった時だ。 90歳で他界した父は亡くなった翌日に私の仕事場来て咳払いを3回した。 そして夜になると犬が玄関を見つめて何日も吠えていた。 また居ないはずな部屋から物音がしたり、夢に出てきたりとさまざまな方法で家族とコンタクトしてきたのだ。おそらく旅立つ前まで🤔 あっ全く怖くないよ🤭笑 だって親父だもん、幽霊でも親だからね。 だから、亡くなった人は天国に行くまで自宅に帰ったり、会いたかった人に会いに行く事が出来るような気がするんだ。 だから今日のお婆ちゃんも一旦 身体は預かっているけど、夜中に抜け出して旦那さんのところに行っているかもしれない😊 だって旦那さんはすごく悲しんでいたから…天国行きの列車が発車するまでの魂の自由時間だから さ、今夜は忙しいぞ(≧∀≦) お二人目を迎えに行くかあ “”

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真夜中の涙

おっはよう🥱 おっと、まだ仕事中なのに ねみぃ😴 俺の勤務時間は長い🫩 夕方6時から翌日の朝9時30分までだ。しかも朝方に 仕事が入ったら残業もあり得る💦😮‍💨ダブルワークの自分にはこれが一番キツイのだ。 今朝はまだ入っていないので このまま終わりになる事を願っている🙂 挨拶が遅れたが、俺はたつお61才🙂。 サラリーマンそしてクルマ屋と飲食店をやり、還暦を過ぎてから終職の仕事としてセレモニー会社の夜間ドライバーをはじめた。もうやりだして2年になる。はじめたきっかけは、このコロナ禍で自営の仕事できつくなり、夜間でも出来るクルマの仕事を探していて見つけたのだ。また2年前に父を亡くした時、葬儀社が残念😢だったこともあり、こういう仕事を知り、はじめたのだ。 今はだいぶ慣れてきたけれど、はじめの頃はやはり驚きの連続だったわ😅 普通のパターンは病院からセレモニーの安置するところへお連れすることが多い。 しかし、だんだん慣れてきた頃に来たのは警察に迎えに行くパターン… これは、いわゆる自宅で亡くなった場合の検死があるケースか事故などだ。病院からじゃない場合の次に多い。 こちらはまさにいろんな状況があるので参考にはならないが、まあ…凄い場合もある。 亡くなってからしばらくして発見された一人暮らしのおばあちゃんとか、自死の若い子もあったよ。やっぱ色々あるから、家族を見ていると辛くなる事もあるよ🥲 でも…俺も仕事だから気丈に接しながら一生懸命やるよ。 そんなこんなであっという間に2年になるけど、今日はとびきり辛かった。 最近はいいのか悪いのか💦 亡くならない😓いや、たぶんたまたま少ないのだ。 だって人が死ななくなった訳じゃないから。 でも、4月頃から今までコンスタントに2〜3件はあったのが0件の時があるようになった。さすがに1件も行かないのは仕事してないみたいで嫌だし😓第一夜はずっと待機しているのが辛いのだ。 そんな最近の中で今日は 2件目が早々にあり、出動になった。 指示書のコピーに目をやると 男性25才?〇〇病院から住んでいたアパートを経由して実家へ安置して下さい。 という内容だ。 若いのに…と思いながら担当営業と準備し、早速お迎えに行ったのだ。 病院は大きな大学病院、ほとんど病院は裏側の見えにくいところに霊安室はある。 到着すると常駐する業者さんが案内してくれて家族と対面した。 お母さん、お姉さん夫婦 そして若い女の子が2人ともう1人お母さんが来てた。 はじめは友だちか親戚だろうと思いながら思っていた。 担当営業に自宅経由では誰か同乗しますか?と聞くと一人乗っていくとの事。てっきりお母さんと思っていたらフィアンセの女性が乗るのだと言う。そうか…さっきの参列していた女の子がフィアンセだったんだ。 それはみんな辛いよ🥲 お母さんもお姉さんも その女の子も… 亡くなった男の子とフィアンセの女の子を乗せて俺は2人が住んだだろうと思う場所へ向かった。 クルマは走り出したけど 詳しい話なんか聞けないよ! この子の気持ちを考えたら…(T . T)クルマが走り出してすぐに号泣だった😭。 ゆっくりクルマを動かして向かう途中、きっと自宅に帰れて〇〇さんも気持ちがホッとしてますよ。この位の言葉しかかけられなかった( ; ; ) そうですね。と返してくれた後少しだけ話を聞いた。 まだここには半年なんだって 駅から近くで角部屋で気に入ってたってさ😢 ちょっと勇気だして入院は長かったのですか?と聞いたら先月までなんともなかったんだって。 一ヶ月前急に胸が痛いと緊急で入院し、そのまま心臓が止まってしまったそうだ。しかも原因不明なんだって! 俺は医者も病院も嫌いで信用していない。けど、医者の中にも本当に患者と病気と向き合ってくれる人がいると思っている。だから、この子もそんな医者が診てくれた結果と信じたい(T . T)。 そんなことを感じながら自宅まできた。しばらくするとさっき病院にいたもう1人のお母さんと女の子がクルマで来た。フィアンセの家族だった。安置は実家だから…ここではおろしてあげる事が出来ない( ; ; )でも、担当営業の人がお顔出しましょうって 言ってしばらく家族の団欒の時間が作れた。なんだか、邪魔したくなくてもう少し…って思ったけれど、今の暑さは傷みも早いから、心を鬼にして実家へ向かった。 フィアンセの家族はここまで あとは実家に向かった。 車内はなるべく2人の時間にじゃまはしなかったよ。 だって半年しか暮らせなかったんだ。最後の時間くらい2人きりにしてあげたかったよ 実家に着くと男の子の部屋が一階でここに安置することになった。中にお連れして寝かせたけど、部屋にはサッカーの賞状や記念写真があった。 スポーツマンだったのに… 誰よりもお母さんはそう思う 昨日まで元気だったのに… 結婚するはずだったのに… と女の子は思ってる。 悲しみはすぐには消えない。 中々切り替えなんか出来ない。だけど😓 悲しんでいたら男の子も 喜ばないと思うから… 幸せになる気持ちは忘れないで欲しい。🙂 そんな気持ちで実家を後にしてきた。

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真夜中の涙