紅月-AKATSUKI-
5 件の小説遺書
空の世界に旅立つ前に 置き手紙を書いて、想いを遺して伝えよう。 『もうこの世で生きていくのが疲れてしまいました。 大切な人に裏切られて、人間不信になってまで 生き続けたいなんて思う事が出来ません。 だから、こんな最低な人生を自ら終えて 新しい人生に巡り合う為に、リセットします。 また来世で再会できるまで、さようなら』 この想いは完全に届くか分からないけど ほんの少しだけでも良いから伝わって、届いて欲しい。 そんな願いを込めながら………、 高層ビルの屋上から飛び立つ。 遠い空の向こうにある世界へ…………。
助けて〜言えない本音〜
『助けて、誰か…、助けて』 といつも心の中で叫び続けている。 でも、その想いは誰にも届かない。 本当は辛い、寂しい、悲しい筈なのに…、 いつも見せ掛けの笑顔を作って、 『大丈夫』と言って嘘を重ねていく。 心の箱はもう容量が少ない。 いつ破裂してもおかしくない。 今日も1人きりで叫び続ける 声無きの声を……。
抗えない時間
時間の流れは残酷。 どんなに願っても 時間の流れはいつでも一方通行 戻す事も、止まる事も出来ない。 ただひたすらに 目の前に起こる事が 無事に終わって 時間が過ぎるのを待つだけ
電脳の海で
ピチっ! ピチチチっ! 飛び跳ねながら泳ぐ 一人きりで、独りぼっちで、 なんたってこの海は 私だけで、誰も居ないの 電脳レーザーに囲まれた 広い海の中で 今日も独りで泳ぎ回る
½の感情論
一体何時からだろうか……? 感情が思うように表せなくなったのは。 『ねぇ、笑ってよ』って言われても笑えない。 『何で怒ってるのよ?』って誤解される。 笑えないのは笑う理由が無いし、笑う場面じゃないから。 別に怒っても無いし、 怒ってないから無理に笑おうとするも……、 でもやっぱり笑えない。 何時からこんなふうになったのだろうか? 思い返してみると……、 やっぱりあの時からなのかとふと思う。 信頼してた人に傷つけられて、裏切られて 辛い想いをしたあの日に……、 あの日に私は、半分の感情を捨ててしまった。 笑う事は必要に応じて笑う事はあるけど 殆どは『苦笑い』と『愛想笑い』の2つだけ 心の底から笑った事なんて無いに等しい。 また素直に笑顔になれる日は 一体何時になったら戻る事が出来るの?